前回に引き続き、大阪ダブル選挙に伴い大阪へのカジノ誘致がどうなるかをウォッチしていきたいと思います。前回は、小西氏が共産党系の支援を受ける場合、カジノ反対が前提条件の共産党の支援を受ければカジノは進みにくくなるのでは?という点を解説しました。(詳細は下記) [blogcard url=”https://www.moroccoboard.com/japan/12966″] そして昨日、小西氏陣営は公約を発表しました。また、そのさらに前日にはネット討論会が行われ、そこでもカジノについて吉村市長から質問が飛びました。その時の小西氏の回答は!?これから解説していきたいと思います。 小西氏「カジノどちらかといえば賛成」 47:17秒からカジノ(IR)についての質問がありました。一部抜粋します。 吉村氏:ぼくはIR(カジノ)は賛成です。経済効果も何千億円。自民党は賛成、大阪自民・公明はよーわからん、民主・共産はカジノ大反対です。小西さんはいろんなとこから応援受けてますけど、IRには賛成なんですか? 小西氏:まず、色んなとこからと言われますけど、支援を受けてるのは自民と公明です。IRについては、経済効果・インバウンド両方に効果があると思っております。カジノ賛成反対どっちかと聞かれれば、カジノ賛成です。 ただ一般府民の中には、ギャンブル依存症への懸念や反社会的勢力の介入があるのではないかとか、青少年の健全育成に対してどうなのかとか、府民のご理解をいただかないと行けないと思います。幅広い府民のご理解を得る形で進めるべきかなと思います。 どうやら小西氏もカジノに賛成のお立場のようですね。ただ、上記時点では自民・公明の支援しか受けてないとおっしゃっていましたが、どうやら3月18日に共産党が支援を決定したようです。 整いました。共産党が相手方を支援することを正式に決定。大阪自民党、公明党、立憲民主党、共産党、連合、全部の勢力を相手にする戦いになりました。この集団が一致団結して、大阪で何の改革ができるのでしょうか。できません。古い大阪に戻してはいけない。 https://t.co/yao4DJ64t4 — 吉村洋文(大阪市長) (@hiroyoshimura) March 18, 2019 志位委員長、小西さんも柳本さんもカジノを含むIRは推進とされていますので、カジノストップという大義の旗は降ろされたという事ですね。全国の皆さん、共産党の公約なんてこんなものです。ところで、国会議員の既得権益経費、文書通信交通滞在費の領収書公開の約束も反故ですかね。 https://t.co/XZWmnflhJ2 — 松井一郎 (@gogoichiro) March 18, 2019 共産党の小池晃書記局長は18日の記者会見で「政策の違いを超えて、『維新政治をやめさせてほしい』という府民の強い願いを受け止めた決定だ」と説明した。 引用:https://www.sankei.com/west/news/190318/wst1903180025-n1.html とのことです。”政策の違いを超えて”という部分はつまり松井知事がおっしゃるように、カジノストップという旗は事実上下ろしたとも言えそうです。ただ、支援を受けるということは裏でどういう取引が交わされているかわかりませんが・・・。 3月18日の討論会でも「カジノ賛成」 今回辞任を表明し大阪ダブル選挙に打って出た大阪維新の会の松井一郎大阪府知事、吉村洋文大阪市長と、それぞれの対抗馬である、上記小西氏と柳本顕氏4名が討論会を行った模様です。そのときカジノについての言及は4者とも賛成の立場だったようです。 4氏とも、2025年の大阪・関西万博の準備を加速させ、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を推進する必要性があるとの立場を示した。 引用:https://this.kiji.is/480314058224993377?c=39546741839462401 大阪はカジノ誘致で一致している? 多くのメディアに取り上げられているように、維新の会は大阪都構想の住民投票の再挑戦を加賀げ手織り、対抗の小西氏や柳本氏はその住民投票は既に行って反対の結果が出ており、住民投票の時点で反対という立場。一番対立しているのは大阪都構想の是非です。 一方、誰が勝ってもカジノは誘致の方向で確定のようですね。カジノ誘致最有力候補地としてはやはり大阪に注目が集まっているだけに目が話せない今回の統一地方選挙でしたが、我々カジノ(IR)を推進するメディアからすれば、少し安心できるニュースでした。といっても政治なので、最後まで何が起こるかはわかりませんので、注視して追ってまいりたいと思います。 [blogcard url=”https://www.moroccoboard.com/japan/12966″]
2019年3月8日、静岡県・牧之原市が議員全員協議会を開催し、市長である杉本基久雄 氏を中心に、現在のIR状況を説明しました。 静岡県はこれまで、 静岡市 牧之原市 熱海市 の3市がIR候補地として取り上げられていたものの、特に”積極的”とはいえない状況から、カジノ誘致においての候補地としてはやや除外ぎみであった県です。 しかし、上述した「牧之原市の挙手」により状況は一変。急遽IR誘致レースへの参戦を公表し、第2弾のIRオープンを目指す動きがみられました。 今回はその牧之原市の動向と地域情報、そして現在の最新情報をまとめます。 ▼日本全体のIR誘致状況はこちら [blogcard url=”https://www.moroccoboard.com/japan/9818″] 静岡県(牧之原市)のカジノ・IR最新情報 ここでは静岡県・牧之原市のカジノ・IR最新情報についてお伝えしています。日々移り変わる動向をピックアップしていますので、静岡県・牧之原市のカジノ・IR誘致状況が知りたい方はぜひご参考に。 春の統一地方選、静岡市長に現職田辺信宏氏が当選!静岡市に誘致推進を図った天野氏は落選【2019/4/9更新】 2019年4月7日に行われた春の統一地方選挙、静岡県内では静岡市長選が行われ、現職の田辺信宏氏が当選いたしました。 静岡市長選は現職の田辺信宏氏(57)が3選を決めた。政党や経済界などの後押しで組織戦を展開して逃げ切ったが、旧清水市の清水区を中心に現職への強い不満も浮き彫りとなった。 引用元:日本経済新聞:静岡市長選 田辺氏、逃げ切り3選 清水区で苦戦 静岡市は牧之原市、熱海市同様静岡県内でのIR誘致有力地としてあげられていましたが、この推進の中心人物が天野進吾氏でした。結果天野氏が落選したことにより、静岡県では牧之原市への誘致が最有力ということになってきました。 静岡県・牧之原市のカジノ誘致状況 牧之原市の概要について簡単におさらいします。 牧之原市ってどこ? 約44,375人の人口をかかえる牧之原市は、静岡県の県庁所在地である静岡市と、沿岸部にある浜松市のちょうど中間に位置する市町村です。 主に茶の栽培が盛んな地域で、生産量としては全国1位である静岡県を次いで第2位となっており、市内には約2,610ヘクタールの茶園が広がるなど、広大な土地があることも今回のIR誘致に繋がったといわれています。 牧之原市のどこにカジノを誘致する? そんな広大な地が特徴的な牧之原市ですが、2018年11月29日より、青年会議所や中小企業家同友、牧之原市前市長などで構成された「IR誘致促進委員会」にIR誘致の要望をうけたようです。 それから幾度となる議論や検討のもと、牧之原市のIR誘致は「大寄地区」を候補地としてあげ、同地区の国道473号バイパス沿いにある、約160ヘクタールの遊休地を統合型リゾートの建設予定地として目指すとのこと。 上図のマップが大寄エリアですが、確かに山林が大きく広がり、IRにはもってこいだといえます。 現に3月3日おこなれた大寄地区の総会にても、「荒廃した山林を次世代に残せない」という住民の声がでており、この土地利用については住民らもお困りの様子です。 穏やかな地域だけに、住民からはギャンブル依存症や治安悪化に対する懸念点も一部あがりましたが、1980年代に計画されたゴルフ場案も頓挫しているため、この土地の見直しは早急に対応すべきとの意見が多数を占めています。 まとめ 具体的なIR構想や、海外IR企業との連携に関することはまだまだ先になりそうですが、牧之原市は3月のどこかでカジノ誘致に対する意向を正式に申請するようです。